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パート保育士のメリットデメリット【給料の時給相場はいくら?】

パート保育士のメリットデメリット【給料の時給相場はいくら?】

保育士資格を持っている人の中には「パート」として働きたい。

そんな風に思う方もいるでしょう。

もちろん保育園ではいろいろな雇用形態があり、正社員というフルタイムで年間休日日数などが決められた中で働く人もいれば、契約社員として働き平日だけの人もいます。

また、最近は保育士の人材不足も加速していることからパート保育士の力もとても貴重な世の中なのですがパート保育士は実際にどのような仕事内容で時給はいくらくらいなのか?

実はわからないことも多いですね。

今実際にパート保育士として働いている人、これからパート保育士として働こうと思っている人の参考にパート保育士の仕事内容や時給、メリットデメリットについて書いています。

パート保育士の時給の相場はいくら?働いている割合

そもそもパート保育士とはどのような雇用形態の人と指すのでしょうか?

保育園で仕事とする人の多くは正社員として雇用をされることが多く、月給制でボーナスもありフルタイムで働く雇用形態が一般的です。

それに対してパート保育士は保育園でいう正規雇用とは違って時給制で雇用をされる非正規雇用と呼ばれる保育士のことを指しています。

全国保育協議会の調査によると全国にある認可保育園の保育士の91.6%で非正規雇用で働いている保育士がいるというデータがあります。

つまり、全員が正社員で雇用をしている保育園は10%にも満たないという計算となりますね。

その中の保育園で実際に働いている人の42.1%が非正規雇用という割合となっています。

一つの保育園があったとして60%は正規雇用として採用をされており担任などの業務としているのに対して約40%の人が非正規雇用という割合で保育園は成り立っているということです。

中でも市役所が運営元となる公立は50%を超えていますので世の中の保育園の運営にいかにパート保育士が役に立っているか?と言うことがお分かりいただけると思います。

(参考:全国保育協議会「全国保育協議会会員の実態調査報告書 2016」)

パート保育士の時給の相場はいくら

次に気になるのがパートの時給です。

パートといっても仕事をすると覚悟したということはお給料をもらうわけですのでできる限り高い方が良いですよね。

そこで、パート保育士の時給を書いていきましょう。

一般的に900~1200円が今の相場です。

私も最近は採用側に回ることが多いため、保育士さんへ向けてパートや社員に関係なく求人を出すことがあるのですが、時給を高くしないと応募にも来ないなんてこともあります。

そのため、最近はパート保育士の給料も高めに設定をされることが多いようですね。

時給の相場は地域と時間帯によって異なる

パートさんの給料に関しては、仕事をしている時間帯や地域によって大きく異なります。

例えば、関東や関西など元から時給が高い地域は最初から時給も高めに設定をされることになりますし、地方へ行くほど時給は安くなります。

首都圏は基本の給料が高め、そして保育士不足のあおりもあるためさらに高めに設定をされているというのが原則となっているようでで首都圏は1000円以上は当たり前のようにもらえますし、東京だと1500円も珍しくありません。

あとは仕事をする園にもよりますが、ピアノの能力や高い、保育士としての能力が高い(経験年数が長い)など特殊な力を持っている先生の時給は高めになる園もあったりします。

あとは夜や早朝などは手当がつく場合もあるようですね。

もし、越境ができる地域ならば越境をすることで時給が大きく変わる場合があります。

関西だと奈良県よりも大阪府や京都府に出た方が最低賃金が高いため必然的に高い給料となりますので、時給が高いほうが良いと思っているならば越境をすることも考えても良いでしょう。

保育士パートの働き方と仕事内容

次に保育士パートの働き方や仕事内容について書いていきましょう。

パート保育士の中には正社員になりたいけれども家庭の事情などがあり、正社員として働けないということもありますし、正社員のように責任をもって仕事をしたくないという場合もあります。

そんなパート保育士の働き方について書いていきましょう。

仕事の内容

まず保育士パートの仕事内容です。

パートの場合は仕事をする際に「自分が働ける時間帯」を探すことが多いようで、その時間帯にマッチをする保育園へ勤務をすることが多いです。

正社員の補助的な役割や雑務を行うことが多く、正社員がクラスの運営や全体を考えていくことに対してパート保育士はサブ的な役割が主になります。

そのため、活動の準備や片付け、個別に対応が必要な子供をサポートしたりすることが多いようです。

中には担任には入らないパート保育士もおりフリーとして事務所で雑務をして手伝いに入るということもあります。

他にも早朝の保育と夜間の保育士としての勤務もあり、早朝は7:00~9:30まで、遅番は16:00~19:00など短時間で毎日固定で働くことも多いです。

基本は責任は少なくサポートや雑務などの仕事が多いですね。

勤務時間と日数

パート保育士の勤務時間は働く保育園によっても異なりますが、正社員がカバーしきれない部分を埋める役割を持つことが多いです。

先ほど紹介をした早朝の勤務と夜間や遅番などの時間帯、正社員の先生が休んだスポット的な保育、午前中の手のかかる時間帯の仕事など様々です。

保育園としてパートの保育士を雇う場合には短時間と、長時間があります。

短時間だと上記の通りで、長時間だとクラス担任を受け持ち全体のサポート的な役割を担うケースもあるようです。

保険などの待遇

保険などの待遇は仕事をする時間によって異なります。

基本的に年間103万円以内、130万円以内など扶養の範囲内になると保険などは不適用となります。

社会保険も健康保険も原則正社員の3/4の労働時間の仕事をすることとなっていますので保険に入りたければ週に30時間は必須となります。

有休休暇は法律上のルールにのっとり6か月以上の勤務があれば利用が可能。

賞与(ボーナス)については原則なしですが、園によっては寸志を支給する場合もあるようですので面接時に確認をしておくとよいでしょう。

パート保育士のメリットデメリット

次にパート保育士のメリットデメリットについて書いていきましょう。

保育士パートとして働く場合にここから紹介をする内容は知っておく方が良いと思いますのでこれからパートとして働くのならば参考にしてください。

保育士パートのメリット

保育士パートに限らず、パートとして働くメリットがあります。

以下の点は私の保育士経験も含めて書いていますので参考にして下さい。

労働時間が守られる

保育士と言えばサービス残業で勤務時間も守られているようで守られていない仕事です。

しかし、パート保育士の場合は決められた時間内で仕事をすることになることから時間は比較的守られている人が多いです。

もちろん契約をしている時間内しか給与が出ないということあるため、時間で割り切れるメリットがあります。

融通が利きやすい

子供が突然熱で休まなければならない、学校行事で学校へ行かなければならない。

そんな子供の用事や家庭の用事で正社員ならば休みにくいですが、パート保育士ならば休みやすいです。

前もって主任などへ伝えておけば休める環境があります。

責任が少ない

パート保育士やサブ的な仕事が多いため、責任は正社員と比較をすると少ないです。

週案や月案などの書類に関しても正社員が基本は書くこととなるため、パート保育士は子供を見ることや正社員の先生が動きやすい状況を作り上げることが大きな仕事となります。

その分、保護者対応などの責任は少ないですがケガをさせたなどの場合は責任が伴いますのでしっかりと子供のことを見ることに専念しましょう。

残業や持ち帰りがない

保育士の多くは持ち帰りやサービス残業に悩んでいますが、パート保育士にはあまり求められません。

時間内の仕事だけときちんとしたいという方には最適な働き方といえます。

子育てに役立つ知識が身に着く

保育園という場所にはプロの子育て集団がいます。

それが保育士なのですがいろんな知識や知恵を持っている人物ですのでメリットが多いです。

特に子育てをしているパート保育士にとっては学ぶべき点も多いでしょう。

扶養範囲内で働ける

扶養の範囲内で仕事ができるのもパート保育士のメリットです。

月に8~9万円以内にしなければ超えてしまうため、労働時間も必然的に限られることとなります。

旦那さんの扶養から外れずに仕事がしたいという人にとってパート保育士は良い働き方と言えるでしょう。

デメリット

パート保育士にはメリットが多いように感じられますが、もちろんデメリットもあります。

特に働く保育園によって大きく異なりますので理解をしておきましょう。

収入が不安定

パートなので月額の固定で給料をもらっているわけではありません。

時給なので時間でもらえるますが、休みなどはすべてお金が発生しないため長期休暇の時はお金が少なくなります。

ゴールデンウィークやお盆、年末年始などは給料が少なくなりがちで収入がなかなか安定をしません。

ボーナスがない

パートにボーナスを支払うところは少なく、ほとんどの場合はあまり出ません。

そのため、賞与がほしいと思うならば支給をされるところへいくか?もしくは正社員で仕事をするほうが良いでしょう。

社員に気を使う

パート保育士は時間が決まっていたり仕事が限られているため、正社員と一緒に仕事をすると「お先に失礼します」「これお願いしてもよいですか?」など気を使うことも多いです。

社員とうまくやっていかなければならないのですが、中には合わない人がおりストレスを感じるパート保育士もいます。

立場以上の仕事をすることも多い

これも仕事をする保育園によるのですが、パートとして仕事をしているにも関わららず正社員と同じような業務量や内容を求められたり、仕事量が多い場合もあります。

給与や立場に見合わない仕事内容となる場合もありますのでパート保育士として仕事をするならば仕事内容について面接で確認をしておきましょう。

パート保育士の求人はあるの?

最近はパート保育士の求人はとても多いです。

最近は保育士不足が拍車とかけており、首都圏では保育士がいないため保育園が開園できないと悩むところもあるほどです。

そのため、パート保育士の求人はハローワークや紹介会社にたくさん出ていますのですぐに見つかりますよ。

特に待機児童の多い地域はたくさんでています。

保育士パートが就職する方法

保育士パートが就職をする方法ですが、いろいろとあります。

「勤務をしたい地域 パート保育士」とネットで検索をするとたくさんでてきますし、ハローワークなどにもたくさんあります。

しかし、自分で探す求人だと勤務をする園の中身などがわからないため不安に思うこともあります。

そんなときには紹介型の保育士サイトもありますのでそこに登録をして紹介をしてもらいましょう。

利用は無料で待遇が良い、パートが働きやすい園をみつけて紹介をしてくれますのでメリットも大きいです。

ベビーシッターという働き方

パート保育士だからといって保育園でしか働けないと思ったら大きな間違いです。

べビーシッターという働き方も保育士にはあります。

パートとして仕事をする場合にはとてもメリットのある働き方ですし、時間の融通や勤務の曜日なども保育園よりも融通が利きやすいです。

時給も高めなのでパート保育士としてベビーシッターという案も考えてみましょう。

保育士パートの時給と仕事内容のまとめ

ここでは保育士パートに関する情報を書いてきました。

どこの保育園でも人材不足は深刻化しており、今後パート保育士さんの力はさらに必要となるでしょう。

正社員では働くことが難しくても、パートならば保育士として子供とかかわる仕事ができると喜んでいる方はたくさんいると思いますので働き方の一つの選択肢として選んでみてください。

パート保育士という働き方がありますよ。

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